2017.02.24

【イベント開催直前コラム】スーツのスペシャリストに聞く!就活スーツの選び方

「就職活動に向けて初めてのスーツ、どう選べばいいの?」

「Xジェンダーだけど、レディースとメンズどちらを着ればいいんだろう……。」
「トランスジェンダーで、心の性に合ったスーツを着たい!」
「自分に似合うスーツっていったいどんなもの?」 
 
そんな風に感じているあなたのために、丸井グループ様とスーツの採寸/販売イベントを開催します。
 
イベントの詳細とお申し込みはこちら

丸井グループ様に直撃取材!

 

イベント開催に向けて、会場となる有楽町マルイへ取材に行って来ました。

 

 

まず、店長はこう語ります。

 

「私も自分が着るスーツは体に合わせて全部オーダーメイドなんです。体型や性を問わず、すべての人に似合うスーツをご提供したいですね。」

 

その言葉とあたたかいまなざしから、セクシュアルマイノリティ・マジョリティ関係なく、あらゆる人にしっくりくるスーツを、という熱い思いが感じられました。

 

 
写真のとおり、サイズの豊富さはマルイの大きな魅力。「ご覧のとおり誰でもウェルカムな感じです。」と微笑む店長。


 
 
 
そもそもメンズとレディースの違いって何?

 
 
とりわけスーツにおいて、メンズとレディースは違うとよく耳にします。
でも具体的にどこがどう違うのでしょう?実際にスーツを販売されているマルイのバイヤーさんに聞いてみました。

 


 
「まず一番言われるのはボタンの位置です。メンズはボタンが右前、レディースは左前になっています。
他にも、レディースはウエスト部分が絞ってあるものが多かったり、メンズと比べてジャケットの着丈(長さ)が短いですね。メンズの着丈はだいたいお尻が少し隠れる程度の長さが目安になっています。
メンズ・レディース問わず共通しているのは、シャツの袖をジャケットから1センチから1.5センチほど出したほうがいいこと。それと、ジャケットは胸にこぶしひとつぶんくらい入る余裕があることですね。タイトに着たい場合は、こぶしではなく手のひらが入るくらいでも大丈夫です。

 

 
 このように、知っているようで知らなかったスーツの常識を詳しく教えていただきました。
 そしてバイヤーさんは以下のようなお話も聞かせてくださいました。

 

  「だけど、スーツの流行に関しては、時代によって変わっていくものなんです。例えばバブルの頃は、肩パットを思いっきり入れていかり肩に見せるのが流行っていましたし。これからもっとユニセックスなものが当たり前になる可能性もありますよね。


 
 
 
就職活動に向いているスーツってどんなもの?

 
 
就活でどんなスーツを着ればいいのか……これはセクシュアリティを問わず多くの就活生の悩みではないでしょうか。
 
 こちらもバイヤーさんに聞いてみました。

 


 
まず間違いないのは、黒で無地であることですね。でも実はこれ、日本特有なんです。海外では黒はお葬式だと思われます。
 あとは、どんな企業を受けるかによって多少変化をつけてもいいです。金融など堅めと言われるような企業を受けるのであれば黒で無地をおすすめしますが、マスコミ系やアパレル系などでは、黒でなくチャコールやネイビーといった落ち着いた色であればいいですし、細いストライプが入っているものを買われる方も多いです。自分も就職活動の際は、チャコールでストライプのスーツを着て面接を受けていました。」
 
筆者は学生の時女子大で、女子が面接でパンツスーツだとスカートより不利らしい……という噂を聞いたことがあったのでそれも伺ってみました。

 
女性がパンツスーツだとスカートより不利ということはありません。
その人の人柄や企業でどう活躍できるかの方が重視されるので、自分の着たい方を着るのが一番です。」
 
確かに。それに女性がスカートでないということに触れてきたり、それで判断するような企業は男女差別的ですよね。
 
さらにバイヤーさんはスーツ選びと着こなしについて大切なことを教えてくださいました。
 
「スーツの色や形など気にされる方は多いのですが、一番重要なのは清潔感だと思います。シワやヨレがないか、髪に寝グセがついていないかといった身だしなみ、それからスーツのサイズがきちんと合っているかどうか。これが重要です。」
 
 
2月25日(土)のイベントでは、こちらのスペースでゆったりとスーツの相談ができます。
奥まっているので、他のお客様の目を気にせず何でも話せそうな雰囲気です。
当日は一人1時間ほどを目安に、3台のフィッティングルームが用意されます。


もし、採寸を担当するスタッフの性別にご要望があればお応えできるとのことです。


 
 
 
イベントではどこまでカスタマイズが可能?

 
・ジャケットはメンズでパンツはレディースといった組み合わせも可能です。メンズライクなパンツもあるので、ジェンダーレスな着こなしもできます。
 
・メンズ型はオーダーメイドが可能です。レディース型は既存のサイズバリエーション(3号〜21号)の中からお選びいただく形になります。
 
・ボタンの合わせを右前、左前に変えることはオーダースーツでは無料で可能です。
 
・オーダーのシャツ・スーツでは首回りのきつさや、丈や袖の長さを詰めることも無料でできます。

 
・細身パターンやゆったりモデルなど、様々なタイプがございます。お気軽にご相談ください。


 
 
 
ファーストスーツはぜひ2月25日のイベントで!

 
打ち合わせでもマルイのスタッフの皆様が自らメンズ・レディース問わず何度も試着をしてサイズ感やシルエットを見てくださったり、イベントへの熱意を感じました。
 
ぜひ2月25日のイベントでスーツのご相談を。ご来場をお待ちしております。
 
 
(取材・写真・文)角 亜維子
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